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「自閉症スペクトラム」について

今回のお話は「自閉症スペクトラム」についてです。
過去は、「自閉症」という特別な概念、病気として捉えられていました。しかし2013年から、「自閉症スペクトラム」と言われるようになりました。それは、発達障害という生まれつき脳の一部に障害を持って生まれてきたために、他の人と比べて発達が遅れている人の中に入れられるようになりました。発達障害の中には、「自閉症スペクトラム」以外には、ダウン症、学習障害、注意欠陥多動障害などがあります。
「自閉症スペクトクトラム」は、2つの特徴があります。1)社会的にコミュニケーション障害がある。2)自己主張が強い。無機質的なものに特別なこだわりを持つ。この二つを持ち合わせていても、日常的に何ら支障がない場合は「自閉症スペクトラム」ではありません。またスペクトラムという言葉は、「連続したもの」という意味なのですが、自閉症車の中にも軽かったり重症だったりと様々な状態の方がいるのでスペクトラムという言葉がつけられました。
また、1番目の症状があって、2番目がない場合は今まで、アスペルガー症候群と診断されていたかたが多いようです。
「自閉症スペクトラム」のかたは、乳児の頃は高度なコミュニケーションを必要としないため症状が目立ちませんが、成長するにつれ対人関係において様々な問題を生じるようになります。また、感情をコントロールすることが苦手で、自分の感情を爆発させたり、相手の感情を無視した言動を取りトラブルを起こします。おもちゃを順番に並べたり、同じことを何度も繰り返し、「こだわり」がみられます。
現在、根本治療はなく、対症療法や療育で治療をしてゆきます。この病気には早期療育(教育的介入)が必要であり、早ければ早いほど予後が良いと言われています。他者への攻撃性や自傷行為がひどいお子さんには、向精神薬が使われることがあります。 お子さんのことでで気がかりなことがあれば気軽にご相談ください。

平成28年6月2日 院長
院長コラム
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