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空気嚥下症(くうきえんげしょう)

空気嚥下症(くうきえんげしょう)

 通常、食べ物や飲み物を飲み込む際には。一緒に数mlの空気を飲み込むと言われています。

空気嚥下症とは、空気の過剰な嚥下により、げっぷ、腹部膨満、悪心、頭痛、睡眠障害など、日常生活に支障をきたす状態をいいます。

 

空気嚥下症の診断基準

1)      空気を過剰に嚥下する

2)      腹部膨満があり1日を通して憎悪してゆく

3)      反復するげっぷやおならの増加

4)      適切な評価を行っても、症状が他の病態では説明できない。

5)      上記の項目を最低2ヶ月以上は満たしている

 

乳児期に見られる空気嚥下症

この時期は哺乳とともに大量の空気を嚥下することはしばしば見られます。げっぷをさせたり、体位をうつ伏せや右側を下にする体位をとったりすることにより改善される場合は問題ありません。しかし、このような行為をしても、嘔吐が続き、腹部膨満、体重増加不良などが見られる場合は、「胃軸捻転」の可能性があります。ひどい場合は緊急手術が必要ですが、手術が必要でないような「胃軸捻転」もあります。「慢性型の胃軸捻転」といわれ、哺乳後1時間のうつ伏せや右側を下にして寝かせることにより改善してゆくことが知られています。

小児期に見られる空気嚥下症

1日に、大量のガムを噛む人、急いで食事や水分を取る人が大量の空気を飲み込む可能性もあるため、疑わしい場合はこれらを改善することがまず必要です。小児期の症状には、腹痛、腹部膨満、悪心、早期の腹満感に加え、頭痛、睡眠障害などがなども見られることがあります。

空気嚥下の治療

ゆっくりと飲食すること。食後1時間はうつ伏せや、右を下にして寝て脱気を促すことが必要です。場合によっては、薬物療法やカウンセリングなども必要な場合もあります。

平成31年            1月23日

院長コラム
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