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将来、6種混合ワクチンになる日が来る?

予防接種ワクチンについてのお話しになりますが、本当に日本は、予防接種後進国です。ポリオワクチンにせよ、欧米でも韓国でも「経口生ワクチン」ではなく、「不活化ワクチン(皮下接種)」に置き換わっています。理由は明確です。経口生ポリオワクチンを飲むと、数は少ないですが生ワクチンを飲んだためにポリオ(小児まひ)になる人がいるからです。日本でも、「不活化ポリオワクチン」が今年か来年には導入されようとしていますが、完全に出遅れています。
現在、この「不活化ポリオワクチン」を欧米並みに「三種混合ワクチン」の中に混ぜた「4種混合ワクチン」を日本で製造し、治験が済み、厚生労働省の許可を待っているところです。また、「不活化ポリオワクチン」「三種混合ワクチン」と「ヒブワクチン」の「5種混合ワクチン」も現在、治験がされています。
日本もようやくその気になってきたかという感じですが、アメリカでは「5種混合ワクチン」に「B型肝炎予防ワクチン」を混ぜ込んだ「6種混合ワクチン」を既に始めています。
まず、日本では、前述したように「三種混合ワクチン」に「不活化ポリオワクチン」を混ぜた「4種混合ワクチン」が近々登場しますが、三種混合が数回終わっている人、「経口生ポリオワクチン」を飲んだ人、「不活化ポリオワクチン」を既に受けている人など、いろいろな状況下でのワクチンの組み合わせを考えなくてはなりません。とても大変です。おそらく、「三種混合」、「4種混合」、「単独不活化ポリオ」の3種類を状況に応じて打ち分けて行くことになると思われます。「4種混合ワクチン」に全て移行するまで変則的な接種が行われることになります。
既に、「不活化ポリオワクチン」を当医院やその他でされた方も、「3種混合ワクチン」の接種状況により、無料で「不活化ポリオワクチン(イモバックス:フランス製)」や「4種混合ワクチン」を組み合わせながら接種できるようになると思われます。
もちろん、「BCG」、「肺炎球菌ワクチン」、「ヒブワクチン」、「麻疹風疹ワクチン」、「日本脳炎ワクチン」「水痘ワクチン(今は有料)」「おたふくかぜワクチン(今は有料)」も平行して行ってゆかなくてはなりませんし、現在有料の「ロタウイルス予防ワクチン」(ロタリックス)や「B型肝炎ワクチン」も定期で無料化されてゆくと思われます(いつになるか不明ですが)。ただ、これらのワクチンは、欧米では既に全て無料化されていることに、日本のふがいなさを痛感します。欧米では、インフルエンザ菌(ヒブワクチンで予防)や肺炎球菌(肺炎球菌ワクチンで予防)による、肺炎、髄膜炎、敗血症も激減し、経口生ポリオワクチンの被害もなく、ロタウイルス胃腸炎による被害も激減しています。
とにかく、先進国に遅れをとっている日本は、いち早く、4種、5種、6種ワクチンを実現し、定期接種(無料化)にしてゆくことが、急務と考えます。

平成24年3月2日 院長
院長コラム
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