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ヒトメタニューモウイルス感染症について

ヒトメタニューモウイルスはかぜウイルスの一つです

この「ヒトメタニューモウイルス」というのは、かぜをひき起こす病原体(ウイルス)のひとつです。かぜ症状を起こすウイルスは、何種類もあり、今のところ、外来ですぐ検査で分かるウイルスは、RSウイルス、インフルエンザウイルスとこのヒトメタニューモウイルスです。その他にもかぜ症状を起こすウイルスはたくさんあります。

ヒトメタニューモウイルスによる特徴的な症状は

かぜといえば、咳、鼻水、発熱などの症状が出る訳ですが、このヒトメタニューモウイルスによる特徴的な症状は、RSウイルス感染症に似ていて、発熱の期間が4-5日だったり、咳が痰がらみの咳やゼコゼコいったような喘息に似たような咳をする事があります。だいたいが、RSウイルスに最初に感染するのは1歳未満が多いのに対して、ヒトメタニューモウイルスの場合は1-2歳に感染する事が多いようです。どちらも、全てがゼコゼコいったり熱が続いたりする訳でもなく、単なるかぜ症状で病院へも行かずに済む事もあります。どちらも一生のうちに何回もかかるといわれています。

診断は?

最近、ヒトメタニューモウイルスは外来で検査できる診断キットが登場しましたので、外来ですぐに分かるようになりました。当医院では、RSウイルスのような症状(ゼイゼイいったり、発熱が続くお子さん)で、RS(―)の場合、ヒトメタニューモウイルス迅速キットを使っています。

治療は?

治療は、かぜや気管支炎としての治療しかありません。ゼコゼコがひどくなり水分もとれなくなると点滴や入院も必要となることもあります。
しかし、RSウイルス感染症と同じで、特効薬がないので、とにかく、早く検査して病名を知らないと早く治らないという病気ではありません。その辺は、インフルエンザとは違うところです。

予後は?

かぜ症状と同じで、10日前後で良くなります。ただし、4-5日目がゼコゼコがひどくなったり、熱が続いたりして辛くなる事がありますが。症状に応じた治療でしのいで行くしかありません。中には肺炎を合併する場合もありますが、なんとか治る病気です。

まとめ

ヒトメタニューモウイルスはかぜウイルスの一種で、かぜ症状を起こします。咳がひどくゼコゼコいったり、熱が続く場合には、まずRSウイルスを疑いますが、RSウイルスが検査で(―)の場合は、ヒトメタニューモウイルス迅速キットで検査をするとわかります。しかし、特効薬はなく対症的な治療で様子を見るしかありません。

平成25年4月24日 院長
院長コラム
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