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子どもは何処まで親に似るのか

私は、小さい頃から、「お父さんに似ているね」と良くいわれていました。身長は少し私が勝ったものの、頭の形もそっくりのなのです。しかし私の兄は母親似で、二重まぶただし、頭の格好も母親に似ています。体型は父も母も太っていないので、兄弟で太ったものはいないようです。性格に関しては、親と似ているところもあり、全く正反対なところも多々あるように思います。さて、親から子へ受け継がれるものの中には、いったいどのようなものがあり、どの程度の相関があるのでしょうか?
やはり一番受け継がれやすいものは、顔の形、頭の形、背の高さ、体型などの外観上のものが多いようです。また、気質や知能なども関連がありそうです。今までの研究から、親と子どもの身長の関係が深い事がいわれています。父親と息子間、母親と娘の相関は相関係数0.5と明らかな相関があるようで、父と娘、母と息子は0.3とまずまずの相関があるようです。このように、息子は父親に、娘は母親に相関が高いようですが、おおむね大柄な親からは大柄な子どもが、小柄な親からは小柄な子どもが生まれやすいといえそうです。おなじく、頭の形や額の広さ、顔の長さ、左右の頬骨の高まりの間の距離など、容貌に直結したものにおいても、かなりの相関があるようです。
次に、体型とくに肥満傾向にも強い相関が見られるようです。肥満児の75%は、両親のいずれか、または双方に肥満が見られ、その逆に両親の双方が肥満の場合は、その子どもの60%が肥満になるという報告があります。
これらの身体的な類似ばかりではく、気質や知能のような精神的、心理的特徴にも、親子は良く似るところが多いようです。たとえば、両親が2人とも優れた知能の持ち主である場合、こどもの72%が優秀と判定され、両親ともに劣っている夫婦の子どもの60%が普通より劣っているというデータがあるようです。(子育ての医学:馬場一雄著より引用)
以上、親子の間に認められる身体的、精神的特徴の関連は半分は遺伝によってうけつがれているように思われますが、残りの半分は生まれてから後の環境によって作られて行くものです。この中で受け継がれて欲しくないもの、たとえば、「肥満」や激しい「気質」などは、親が食生活の改善や運動をしたり、子どもの前では夫婦喧嘩などしないで円満な家庭を築く努力をすれば、きっと防ぐ事のできるものだと思われますよ。

平成20年2月 院長
院長コラム
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