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うんちの色の話

皆様、お元気でしょうか?ようやく夏休みも終わり新学期が始まりました。ホッとされているお母様方も多いかと思います。子どもにとっては複雑な思いでしょうが。
さて、この前、田主丸にぶどうを買いに行きました。ぶどう狩りもできたのですが、暑くて暑くて、お店の人に、「良さそうなのをとっと来てください」と頼む始末です。安くて甘かったですがぷりぷり感がなく、全体的には不合格でした。マンゴーも田主丸で栽培されるようになっていましたが、これは、おいしかったです。そうそう、田主丸にしては(失礼)あか抜けたおいしいパン屋さんを見つけました。『シェ・サガラ』というパン屋さんです。

http://www.chez-sagara.com/

菓子パンもとてもおいしく、ナッツやフルーツが入ったパンもおいしかったです。時間があれば、またわざわざ買いに行きたいと思うくらいのものでしたよ。食べ物の話しばかりしたあとで恐縮ですが、今回は、うんちのお話です。人間のうんちは生まれてからだんだん変わってゆきますが、どうして変わるのか不思議ですよね!?そこで、うんちの色のなぞを解く鍵が見つかりましたのでお話しします。異常なうんちについても少し付け加えています。

うんちの色の話

生まれてからすぐ出るうんち(胎便)の色とその後の乳児期(乳便)の色と幼児期や大人の便の色は理由があってそれぞれ変わってきます。まず、生まれてすぐのうんちである胎便の色は、羊水の成分やおもに胆汁のビリルビン(黄色)が酸化されたビリベルジン(深い緑色になる)が大量に含まれているため黒っぽいうんちが数日続きます。母乳やミルクを飲みはじめてからは、胆汁のビリルビンが混じります。ビリルビンは黄色をしているのであまり酸化されない場合は、ほとんどが黄色っぽい黄金色のような便が出ます。これに空気が混じったりして酸化されるとビリベルジンが増えて緑色の便がでることもしばしばあります。ときどきお母様たちが「緑色の便が出た」といって心配してお見えになることがありますが、なんの問題もありません。幼児になると、腸の中の細菌がビリルビンを分解してしまって便の中にビリルビンが見当たらなくなるのです。ビリルビンは細菌によりウロビリノーゲン類(無色)やウロビリン類(茶褐色)に変化し、これらの色素の量や比率で皆様のご存知のおなじみの色になるのです。これでなぞがとけたでしょうか!(子育ての医学:馬場一雄著より抜粋)
前述したように、お子さんのうんちが黄色や緑,深緑、茶褐色は心配ないと考えられます。しかし、うんちの色が1)白い、2)黒い、3)赤い、の3色は何らかの病気が考えられる場合があります。1)白っぽい場合は下痢の時によく見られます。また、下痢ではないのに白っぽい便が続く場合は胆のうや肝臓の病気のために胆汁が混じっていない可能性があります。2)黒い場合(深緑は正常)は、胃腸の病気で出血し血液が消化された場合や鉄剤を飲んでいる場合にみられます。3)血が混じる場合は、心配な場合とそうでない場合があります。乳児で特に母乳のお子さんでうんちの中に血液の筋が少しみられる場合があります。これはリンパろほう増殖症といって赤ちゃんの腸が未熟なために起こるもので何回か繰り返すことがあっても治療の必要も無く次第に良くなってしまいます。いわゆる血便(筋を引いた程度ではなく血液の量が多い)が出た場合は、腸炎やポリープ、腸憩室、腸重責症、ビタミンK欠乏(新生児)などがあります。
うんちの色で白、黒、赤は病院で診察を受ける必要がありますが、それ以外は大丈夫と考えて良いでしょう。

平成19年9月3日
院長コラム
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