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赤ちゃんの授乳について

生後2ヶ月までと3ヶ月以降の飲みの違いを理解しよう

生後すぐから赤ちゃんはお乳を飲む能力を備えています。乳首が頬に触ると反射的にそちらへ顔を向けて唇と舌をつかって吸いつこうとします。口の中に入ったお乳は食道から胃に送り込まれます。
2ヶ月までの赤ちゃんは、これを、意図的に行っているわけではなく反射的、本能的に行っています。そして、お乳を飲むには大きな労力が必要ですから、赤ちゃんはやがて飲むことに疲れて哺乳をやめ眠り込んでしまいます。
3ヶ月を過ぎると、今度は自分の目で哺乳瓶やおっぱいを探し、自分の意思でお乳を飲み、満腹感によって哺乳を中止します。

生後2ヶ月までは反射的、3ヶ月超えたら意図的な哺乳

生まれたばかりの赤ちゃんがおっぱいを飲む姿も4-5歳のお子さんが飲む姿も見た目は同じですが、小さい時は反射的で疲れたらやめるのに対し3ヶ月を越えると飲みたいだけ飲んで満足したらやめるという点が異なります。したがって、2ヶ月未満の赤ちゃんにミルクをあげると、おっぱいより疲れないので多く飲むことがあります。逆に3ヶ月以降の赤ちゃんがおっぱいをすぐやめることもあります。これは、もう満足したからやめているだけで不思議ではありません。
ミルク嫌いが3ヶ月を超えてくると起こりやすくなるのもうなずけます。

欲しがる時に欲しがるだけあげる

赤ちゃんの空腹度、哺乳間隔は様々で3ヶ月近くなるまでは、一定の量、一定の時間というわけには行きません。母乳にしろミルクにしろ欲しがる時に欲しがるだけやる。それが鉄則です。3ヶ月頃になると哺乳量や間隔が次第に一定になってきます。それまでは、赤ちゃんにとことん付き合ってください。

平成27年2月19日 院長
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