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子どものおっぱいの話

皆様、いかがお過ごしでしょうか?いよいよ今年もあと2ヶ月、というか、あと2ヶ月でお正月ですよ!!夏が終わったと思ったら、もうクリスマスそして正月ですか??四季はどうなっているのでしょう?秋の夜長、食欲の秋、紅葉の秋、、もっとゆっくり楽しみたいですよね。あっ、そういえば忘年会シーズンに突入ですね!きのした小児科も、毎年小規模ながら忘年会を開いております。私はお酒がだめなので、居酒屋などではなく、食事が楽しめる店に行くようにしています。今年はどこにしましょうかね。おいしかったら、また報告しますね。リンク集で、、、
さてさて、そんな事はさておき、今月の話題ですが、いろいろ迷ったあげく、「おっぱい」のはなしにしました。時々外来におっぱいの事で男の子も女の子も赤ちゃんも相談に来られます。たいがいは、問題ない方ばかりなので、その辺の考え方、見分け方などをお話ししたいと思います。題して、「子どものおっぱいの話」です。
女子小学生の高学年ともなれば、おっぱいが出て来ても何ら心配される事は無いようですが、乳児期や中学生くらいの男子、ましてや幼稚園児などでおっぱいが大きくなったり、片方だけ腫れたりすると何か問題があるのではないかと受診されるかたをみかけます。そこで今回は、おっぱいの腫れが、何処までなら心配ないのかをお話ししたいと思います。
まず、生まれてすぐの赤ちゃん、とくに普通の体重で生まれて来た赤ちゃんは、男女とも生後2-3日頃におっぱいが腫れてきて、さわってみると親指大くらいのしこりを触れることができ、しぼってみると乳汁が出る場合があります。これは「魔乳」とよばれ、母親の血液中のホルモンが胎盤を通して起こる現象であり、ホルモンの消失とともになくなってゆく心配の無いものです。
一般的に、女子の場合、普通7才から12才までにおっぱいが膨らんできます。片方から始まる場合もあります。これは、「二次性徴」といって思春期にみられる生理的な現象です。これに伴い身長が伸びたり、陰毛や脇毛が生えたりしてきます。
さて、乳幼児期や7才未満の女子で、何ら問題もなくおっぱいが腫れる人が見られます。これらは、その他の二次性徴を伴わないために「早発乳房」といいます。原因ははっきりと分かっていませんが、問題のないものとして経過を見ます。新生児(魔乳)は別として、アメリカの報告で、1才以下で29例、2-4才で6例、5-7才が13例に早発乳房がみられ、右だけ腫れた人が16例、左だけが9例、両方が23例だったという報告があります。経過を追って見ると6ヶ月から6年間の間に消失したひとがほとんでしたが4人はそのまま思春期に突入したようです(子育ての医学 馬場一雄著より)。これらから分かる事は、1才以下に多く見られるようですが、7才未満であれば全ての年齢に見られてもおかしくないようです。
結局、7才未満でおっぱいが腫れてきた場合、片方腫れようが問題ではなく、同時に、身長がいきなり伸びてきたり、陰毛や脇毛がみられれば、「思春期早発症」という病気が考えられ検査や治療を受ける必要があります。
最後に小学生の高学年や中学生で思春期を迎えた男子が、一時的に片方や両方おっぱいが少し腫れて痛くなる事があります。私も経験がありますが、まわりの皆も同じ時期にそうだったので、「なーんやオマエもか」って気にも止めませんでした。しかし、お子さんによっては、両親にも話しにくく、一人で悩んでいるお子さんもいらっしゃるかもしれません。これくらいの年頃の男子をお持ちのお母さん、この話をお子さんにしてあげて下さい。まだ、今からのお子さんにも話しておくと本人はきっと悩まずにすみますよ。

平成19年11月2日 きのした小児科 院長
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